コーヒーや緑茶、灰汁の強い山菜類など、渋みや苦みのあるものが好きな人には、よくある特徴があります。
性格や嗜好、心理など様々な観点からチェックしてみましょう。
- 子供や若者よりも、高い年齢層の人の方が多い
- 子供頃から大人の味に慣れ親しんできた
- 煙草をよく吸っている
- 甘いものが苦手
- お酒をよく飲む
- カフェインの強いものが好き
- 味覚ではなく嗅覚で楽しむものを嗜好する傾向にある
- かっこつけたい、背伸びしたいお年頃
- 刺激を強く求める傾向にある
- ストレスが多く、味覚が鈍くなっている
- まとめ
1. 子供や若者よりも、高い年齢層の人の方が多い
人間の本能には、「苦味=毒」と感知する能力が備わっています。
苦いものは体に取り入れるべきではなく、吐きだすようになっているのです。
これは、食物の腐敗などによってできた毒素には、独特の苦味や臭みあるため、それらを摂取しないように体内のシステムが構築されているのです。
この苦みセンサーは、大人よりも、赤ちゃんや子供の方が敏感です。
小さい頃はまだ何を食べるべきか、食べてはいけないのか、知識や経験がありません。
ですから、味覚が鋭敏であり、苦いものはすぐに不味いと感知し、吐きだすようになっているのです。
しかしながら、大人になると判断能力が上がるので、苦みセンサーは必要ではなくなってきます。
そして、苦味に対しての感覚が鈍くなり、コクや深み、旨みとして感じるように錯覚するのです。
子供のころは食べられなかったピーマンが、大人になったら食べられるようになった、
あんなにコーヒーが不味かったのに、美味しく感じるようになったというのは、年をとった証拠でもあるのです。
もちろん大人になっても感覚が過敏な人はいますし、好き嫌いもあるので、
必ずしも大人になったら苦味を好むわけではありません。
2. 子供頃から大人の味に慣れ親しんできた
子供のころから、大人と同じ食生活をしていると、苦味に慣れ、苦いものを好みやすくなる傾向にあります。
たとえば、山菜などのおかずが多い、魚のワタや貝類、塩辛などを食べていた、大人一緒にコーヒーや緑茶、紅茶などを楽しんでいた、
などといった食生活の人は苦味や渋み、えぐみなどに対して慣れやすくなります。
3. 煙草をよく吸っている
煙草を吸っている人も苦味を好む傾向にあります。
煙草自体の味に慣れ、煙草が習慣化すると、甘いものをより甘く感じるようになります。
そのため、甘いものが苦手になり、煙草に近い苦味の強いものを好むようになるのです。
煙草を吸わない人と吸う人が、味覚を原因に揉めることもあるので、夫婦生活などでも気をつけましょう。
4. 甘いものが苦手
苦いものは好きだけど、甘いものが苦手という方も中にはいます。
そういう方は、コーヒーそのものを楽しみ、チョコレートやケーキを添えることは邪道だと考えています。
また、甘さに敏感なため、加糖のコーヒーや飲料などは飲んだだけですぐに分かる人もいます。
5. お酒をよく飲む
お酒をよく飲む人は苦いものも好きな傾向にあります。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーなど、どのアルコールにもアルコールそのものの苦味や辛み、各々の渋みやえぐみなどの特徴があります。
お酒をたしなむ人は、そうした苦味や風味に慣れていて、苦みそのものを好む傾向にもあるのです。
6. カフェインの強いものが好き
コーヒーや紅茶、緑茶、カカオなど、苦味のあるものには、カフェインが含まれているものが多いです。
苦味が好きなだけではなく、そうしたカフェインに慣れ、少々依存的になっている方も中にはいます。
カフェインを摂取しすぎると、体調を崩し、酷い時はカフェイン中毒で死にいたる危険性もあるので、十分気をつけましょう。
とはいえ、1日3杯程度のコーヒーであれば、むしろ抗ガン作用や脂肪分解作用があり体にいいという、エビデンスもあるので、適量とる分には問題ないです。
7. 味覚ではなく嗅覚で楽しむものを嗜好する傾向にある
コーヒー、紅茶、カカオ、スパイス、アルコールなど、苦味のあるものは、強い香りを伴うものも多いです。
そうした香りを嗜好する人は、苦味に慣れやすく、味覚よりも嗅覚で食べ物を感じることに長けています。
逆に、中には嗅覚が敏感すぎて、上記のような食物を受け付けない人もします。
8. かっこつけたい、背伸びしたいお年頃
かっこつけたかったり、背伸びをしたい年頃の若者が、平気なフリをして、苦いものを好むということもあります。
また、大人になっても通ぶって、見栄を張り、苦味が旨いなどという人もいます。
だいたい、表情で分かるので、無理をしてまで苦手なものを食べるのはやめましょう。
9. 刺激を強く求める傾向にある
苦味というのは、辛みや酸味のように、刺激が強いものです。
ジェットコースターなどの絶叫マシンが好き、パチンコや競馬などのギャンブルなどに目が無い、攻撃的でヒリヒリする展開の映画やゲームが好き、などの刺激的な事物を好む人は、苦味を好む傾向にあります。
刺激にハマりすぎて、身を滅ぼさないように、生活習慣を見直してみましょう。
10. ストレスが多く、味覚が鈍くなっている
ストレスをため込むと、味覚を正常に保つ亜鉛が減少し、味覚が鈍感になります。
辛い物や苦いもの、酸っぱいものなどへの感覚が鈍くなり、
つい食べ過ぎて内臓を傷めてしまうこともあるので、注意が必要です。
また、食生活の乱れによっても、亜鉛は減ってしまうので、意識的に摂取するようにしましょう。
亜鉛は、牛肉やチーズ、レバー、牡蠣などに豊富に含まれているので、献立に入れるように工夫しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
苦味を好むという状態は、性格や嗜好だけではなく、
健康のバロメーターにもなります。
自分の生活習慣をチェックしてみることが大切です。
もちろん、苦味をとること自のは害ではないので、適度に楽しむようにしましょう。