この人の説明はわかりにくいと感じることがあります。
なぜそのような説明の仕方になってしまうのか、その特徴や共通点について述べていきます。
- 緊張する
- 自分もわかっていない
- まとめることができない
- 言葉が難しい
- 無駄な音が多い
- 応用が利かない
- 長い
- 言葉づかいが変
- 抑揚がない
- 聴衆の顔を見ない
1. 緊張する
誰かに話しをすることが苦手だという人は少なくありません。
特に何かを説明する場合、周りの人の注目を集めることになります。
このような状況に緊張してしまい、上手に説明ができなくなってしまう人がいるのです。
緊張する性格を改善するのは容易ではありません。
しかししっかりと睡眠を取ることや説明の練習を行うことで、ある程度改善することができます。
そのためこうした努力を払えばベターな状態へと持って行くことができるために、これらの点を意識して行うようにします。
2. 自分もわかっていない
自分もよく理解できていないことを説明することはできません。
しかしこのような状況は生じえます。
たとえば会社で新しいコンピューターを導入したものの、詳しい使い方については誰もわからないという場合、コンピューターに詳しい人にわかる範囲内での説明が求められることがあります。
このような状況では満足のいく説明がなされないのが一般的です。
3. まとめることができない
自分ではよく理解できている事柄でも、それを頭でまとめてわかりやすく述べることができない人がいます。
このような人の説明もわかりづらいものとなります。
しかしこのような人は質問されるとそれに答えることができますので、まずは説明に耳を傾け、疑問な点を後ほど質問するという形で話を進めていくことができます。
4. 言葉が難しい
よくできる人はできない人の気持ちがわからないといいますが、難しい言葉や専門用語を連発されると説明がかわりにくくなります。
恐らく説明している本人は「この言葉はみんな知っているだろう」と思って話を進めていることでしょう。
しかしそれらの言葉の意味を理解できない人が多ければ、説明は理解されません。
そのため説明はいかに上手に話しを進めていくかではなく、いかにわかりやすく述べるかがポイントなのです。
5. 無駄な音が多い
上記でも述べたように、わかりやすくて簡潔な説明は多くの人によって理解されます。
そして心地よく聞こえる説明にはみんながついていきますが、そうでない場合は集中して聞かれることはありません。
聴衆の集中力を欠く要因の一つは、説明中の無駄な音です。
「えー」とか「あのー」といった音を頻繁に発するならそれは耳障りとなり、聴衆の手中力がそがれてしまうのです。
6. 応用が利かない
何かについて説明している最中に質問をされると、それに答えられずにあたふたしてしまう人がいます。
このような人の多くは応用力のない人です。
そのため準備したことに対してはしっかりと答えられるものの、予想外の質問がなされると焦ってしまうのです。
このような状況が見られるようになると、説明がわかりにくく感じられてしまいます。
しかしこのような人の多くはしっかりとした知識を得ていることが多く、そのため落ち着いて質問について考えれば答えられるのが一般的です。
7. 長い
説明が長くなると聴衆の集中力が途切れてしまいます。
そのため長々しい説明はわかりにくいと感じさせます。
説明を簡潔に述べるのは容易なことではありません。
ポイントを押さえて不要な言葉を省くには、時間をかけて準備する必要があるからです。
短くて簡潔な説明は「準備不足なのでは?」と思わせることがあるかもしれません。
しかし実のところその逆で、ポイントを押さえたわかりやすい説明は、多くの時間をかけて準備された可能性が高いのです。
8. 言葉づかいが変
説明することをよく理解しており、多くの知識を得ている人であっても、話し方次第ではわかりにくい説明となってしまうことがあります。
たとえば普段から砕けた言葉しか使用しておらず、敬語の使用に慣れていない人は、人前で上手に話すことに抵抗を感じます。
また普段の言葉遣いでは説明を聞いている人に理解してもらえず、それゆえに説明文が不明瞭となってしまうのです。
9. 抑揚がない
話し方が一本調子ですと、説明が分かりにくくなることがあります。
そのため抑揚のない話し方をする人の悦明はわかりにくいと感じられます。
このような話し方は説明を行っているというよりも文章を読んでいるように聞こえます。
また重要なポイントがわかりづらく、説明を受けたにもかかわらず聴取がそれを活かしきれないという状況に陥りかねません。
抑揚はアナウンサーの話し方などから学ぶことができるために、テレビやラジオのニュースなどを聴くようにすれば上達できます。
10. 聴衆の顔を見ない
どんなに上手な説明であっても、全ての聴衆が完全に理解できるとは限りません。
そのためには聴衆がきちんと自分の説明を理解しているかどうかを確かめる必要があります。
そのためには聴衆の顔を定期的に見ながら説明を行うようにしなければなりません。
仮に聴衆の何人かが説明を理解していないような仕草をした場合、その点をもう少し詳しく述べることができます。
もちろん緊張して聴衆の顔を見ることは容易ではないと感じる人もいますが、これも訓練すれば慣れることができます。
そのため少しずつ聴衆の顔を意識して見るようにし、相手の反応をうかがいつつ説明を行うべきです。