地元から出ない人は近年増えてきたとも言われていますが、その人たちの特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
- 実家暮らしが心地よい
- そもそも地元を出る必要性を感じていない
- お金がない
- 視野が狭い
- 興味関心が薄い
- 自立心がない
- 放任主義で育った
- 地元の施設が充実している
- 家族と仲が良い
- 地元の会社が勢いが良い
1. 実家暮らしが心地よい
地元から離れない理由の1つに、両親との暮らしが心地よいことが挙げられます。
特に自分は働いていたり学生をしていると、家に帰ったら料理が出てきて掃除もしてくれてという環境がありがたいと感じます。
もしこれが地元を離れて一人暮らしをするとしたら、仕事が一人分とは言え増えるわけです。
勉強や仕事に集中できないため、実家での楽な生活に甘んじている傾向が高いです。
2. そもそも地元を出る必要性を感じていない
地元を出なければならないというルールはありません。
アメリカなどだと、18歳になったら親離れとして家を出るのが習慣と聞きますが、日本は大学生で家を出なくても、仕事や結婚まで実家にいる人も多いです。
職場が地元で見つかったのならわざわざお金のかかる一人暮らしをして家賃を支払わなくても良いですし、結婚しても男性ならお嫁さんがそのまま男性側の家に来て一緒に住む場合もまだ珍しいとまでは言えないでしょう。
3. お金がない
地元を離れて一人暮らしをするには、家賃を払っていかなければなりません。
今まで親元でも食費や電気代、水道代などは毎月支払っていたという人もいますが、家賃まで支払う人は少ないようです。
よって、地元を離れた一人暮らしで最も大変だと言われるのが家賃であり、地方から都会へ出ていくとなるとその額は高いです。
まだその余裕を持つには早い収入が少ない時期、安定しない時期には、地元に住んでお金を貯めたいという人もいます。
4. 視野が狭い
地元にいる人全員が視野が狭いとは言いませんが、外の世界を知らないというのは事実です。
日本国内に限らず、世界にはまだ見ぬ場所があるので、そこに自分の力で暮らすと見えないことが見えてきます。
これを知らずに暮らすのは、外の世界で暮らしてきた人に比べるとどうしても経験値が少なくなってしまいます。
だから何か悪いことがあるのかと言われればそういうわけではありませんが、考え方が狭くなったり、人の苦労が理解しにくいような傾向は出てきます。
5. 興味関心が薄い
旅行には行っても、お金をかけた割にはあまり楽しくなかったという本音を持っている人はいます。
そのような場合は、地元より外の世界にあまり興味を持っていません。
言い換えれば、地元で生活するのに何の不便も感じていないということです。
また、現状維持で満足しており、多少の不便があっても許容範囲と認めています。
おかれた場所に満足し、上昇志向はあまり持ちません。
6. 自立心がない
親のいる環境が良いとする人は、自立心が他の人より低いかもしれません。
大学生くらいになると、早く親元を離れたいと言う人と、一人暮らしは無理という人で2極化します。
後者のように考える人は家を心地よい場所と思い、状況が変化することに恐れがあります。
それまで自由度が高く、親から過干渉にされていない場合は一人暮らしをしなくても既に自由なので、特段自立する必要性を感じていません。
7. 放任主義で育った
親元から離れたいと思う人の中には、親の過干渉から解き放たれないという人もいます。
この逆をいうと、放任主義で育った人はその呪縛を感じていないことから、親元を離れたいと思う理由が1つ減ることになります。
~をしなさい、~はしてはいけません、と指示されずに育った場合、自分で考え自分で行動できる自由な学生時代だったので、家にいることで親に縛られるという意識を持ちません。
そのため、実家暮らしをしていても精神的には常に解放されています。
8. 地元の施設が充実している
外に出たいという欲求は、しばしば地元を不便と感じることから来ます。
ですが、そうでない場合はわざわざ外に出る必要がありません。
駅から近く、都会へのアクセスが便利であることや、コンビニ、映画館、ショッピングモール、病院など、日常で使う施設が充実していると暮らしやすさでは地元を離れる理由にはなりません。
9. 家族と仲が良い
男女ともに家族と良い関係を築いている人は多いようですが、そうなると離れるのが寂しくなり、ホームシックに陥る可能性が高くなります。
女性は特に、母親とは友達のような関係性を築き、買い物に一緒に行くなどできます。
このように家族間の関係が良ければ良いほど、地元を離れがたくなっていきます。
生まれた時から一緒なので、他人には見せづらい面も家でなら木にせずにいられますし、体調を崩した時にはお互いが支え合うことができることをメリットと考えています。
10. 地元の会社が勢いが良い
就職を期に家を離れる人は多いですが、就活が地元でできるのであればそのまま実家暮らしを続ける人も多いです。
ということは、地元企業が波に乗っている、または地元に企業が多いことがわかります。
何か自分がしたいという明確な意思があれば他の場所での就活も考えられますが、特にキャリア追求に強い興味はないという場合は地元の企業で十分やっていけると考える人が多いです。