同じ従事するにしても、やっぱり好かれていたほうがいいのでは?
そこでどんな人が指導者に好かれるのか、その共通点について考えてみました。
- 返事が素直
- 表情が豊か
- 的確な質問をしてくる
- 正しい学びの態度
- 学びに貪欲
- 正しい言葉遣いができる
- 気遣いが感じられる
- 予習・復習の後が窺える
- 教え以外の場でのコミュニケーションを大切にする
- 昔話に耳を傾けてくれる
- 夢を持っている
1. 返事が素直
人にものを伝えたら、それについて承知したのか否かが明らかでないと次に進めません。
また、その合図が素直で気持ちのようものであれば、一層嬉しいものです。
今の人は受け身の姿勢が過ぎて、意思疎通がクリアに出来ないという欠点を持っています。
何かを言われたら最低でも、「はい」や「いいえ」の返事が欲しいところ。
この辺りをきちんと踏まえて素直な返事を返せる人にものを教えることはとても楽しいものなのです。
2. 表情が豊か
教えていて、相手が好奇心に溢れた表情を見せてくれると、それは大きな励みになります。
「なるほど」と納得の顔。
「そうなんだ〜」と驚きと好奇心に満ち溢れた顔。
それら全ては学んでいる証拠です。
こんな様々な表情を見せてくれる教え子を前に知識を分け与えることは、指導者にとって幸福そのもの。
しかしながら、理解しているのかいないのか。
興味がないのか何の反応も見せない教え子。
そんな彼らを前にして熱弁を振っても、教え甲斐がないと考えてしまうのは致し方ありません。
熱意のない先生と熱意のない教え子は常に一対だとも言えます。
3. 的確な質問をしてくる
きちんと理解をすると、疑問が生まれるのは自然なこと。
でも、頓珍漢な質問をされるとがっかりしてしまいます。
更に質問さえないなんて、話しを聞いていないとしか思えません。
初めての学びに質問は付き物です。
故に、的確な質問をしてくる教え子のことは必然的に可愛がってしまうのです。
4. 正しい学びの態度
教えを乞う立場をわきまえている教え子は好かれます。
例えば、指導直前まで私語を止められない生徒にはヤル気があるのか疑問に感じてしまいます。
更に、きちんと前を向いて話を聞く。
メモを取る。
ボーっとしない。
これらは当たり前のことではありますが、ついつい別のことを考えてしまうこともあるかもしれませんね。
ただし、そういった態度は割と正確に察知されてしまいます。
学ぶ側としてのマナーを守りましょう。
5. 学びに貪欲
機会があれば、どんな文献がいいのかといったような意欲的な質問をしてきます。
授業中に留まらず、隙あらば意見を聞こうとする姿はとても好感が持てます。
そしてより多く吸収したいと考える態度にも。
そういった意欲的で学びに対して貪欲な教え子には惜しみなく知識を分け与えたいと感じるものなのです。
6. 正しい言葉遣いができる
教えを乞う立場であったとしたら尚のこと、正しい言葉遣いができることが理想的です。
きとんとした言葉遣いで質問をされたら、気持ちよく、気分を害することなく、知識を分け与えるのに何ら支障はありません。
反対に拙い、誤った言葉遣いの教え子には諦めが先立ち、知識を与えようという気持ちにはなれないとしても不思議はありません。
また、正しい言葉を話せないということは基本的な学びを放棄していると考えられても仕方がありません。
基本あっての踏み込んだ学びです。
7. 気遣いが感じられる
例えお金を払って教えてもらっているという立場だったとしても、指導者に対して横柄な態度を取ったらアウトです。
お金を払うだけでなく、敬意を払って教えを乞うのが普通なのです。
つまり、先生は自分たちの指導が大変だからと指導者の手伝いを率先して行うことはとても良いことです。
そんな気遣いを見せてくれたら、指導者も誠心誠意の指導に熱が入ります。
大変そうな時だけではなく、「何かお手伝いをすることはありますか?」と前もって聞くのがポイント高し!
8. 予習・復習の後が窺える
直接教えただけでは、やっぱり不十分。
まずは話を聞くための予備知識を予習として学んでほしいものです。
また、学んだことを頭の中で整理して知識が侵透するための復習もとても大事。
これらのことをきちんと継続していると指導者にも自然とその努力の様子が伝わります。
9. 教え以外の場でのコミュニケーションを大切にする
例えば交流会などの場に積極的に参加し、指導者から専門分野だけでなく様々なことを吸収しようと言葉を掛けてくる教え子はとても可愛いものです。
指導者は今の立場に到着するまでに、様々なことを学び、経験を積んだはず。
その辺りに興味を持って接してくれると本当に嬉しいものなのです。
指導者だって一個人に変わりありません。
人間対人間として教え子と付き合えることが理想です。
10. 昔話に耳を傾けてくれる
指導者となるまでの道のりを誇りに思っている人は少なくありません。
中にはそのことを繰り返し自慢したくなる指導者もいます。
それを嫌がらずに、少しでも良いことは吸収したいといつでも何度でも耳を傾けてくれたら、指導者愛を持ってその教え子に接したくなること間違いなし。
11. 夢を持っている
自らが教えたことを役立てて身を立てようと夢を持っている教え子がいたとしたら、思わずその夢を応援したくなります。
自分の教えが若き教え子に影響を与えたと思えるのは本当に嬉しいもの。
また、それは自らの道のりを肯定することにも繋がります。