家族や周りに被害妄想の激しい人がいると困りますよね。
どうしたらそういう受け取り方、考え方になるのかその特徴や心理など見ていきましょう。
- 過去に辛い経験があったから
- 自分に対して自信が持てないから
- ひがみや妬みを持っているから
- 人に対していい感情を持たないから
- 人を信じることができないから
- 自分の思い通りに何でもなると思っている
- 想像力が乏しい
- 俯瞰して見る事がない
- 自分以外の価値観を認めない
- 自分の身が可愛いので被害者でいたいという願望がある
- 被害妄想の激しい人は根暗な人が多い
- 比較的控えめに見えるが心の中は穏やかでない
- 感情的になりやすい
- 自分に都合の悪いことは忘れるタイプ
- 周りを巻き込んで騒動になることを楽しんでいるところがある
1. 過去に辛い経験があったから
被害妄想になる人にも色々事情というものがあります。
同情してしまうのは、過去に辛い経験をしたことでトラウマを抱えてしまった人です。
結果的にそれが原因で被害妄想に取りつかれてしまい、起こること全てをマイナスにとらえてしまう傾向があります。
2. 自分に対して自信が持てないから
あの人たち、何か私の事を話しているのかしら、ひそひそ話している人をみたら自分の事ではないかと心配や不安になるのは誰でもちょっとはあるかもしれませんね。
被害妄想の激しい人というのはそれがさらに強く感じる傾向にあります。
それは自分自身に対しての信頼感が薄いからです。
自分に自信がないので他人も自分のことを悪く言うのではないかと想像してしまうのです。
3. ひがみや妬みを持っているから
自分自身が、人に対して常にひがんだり、妬みを持っている場合です。
「あの人ばかりずるい」「何も努力していないのに」などと根拠のない妬みを持ちます。
すごく努力をしているのかもしれませんし、やっと掴んだチャンスをものにしたのかもしれません。
でも妬んでしまうタイプなのです。
自分がそんな風ですから他者も自分に対して妬んでいるだの、うらやましがられて嫌がらせをされているなど本気で被害妄想で心配しています。
4. 人に対していい感情を持たないから
被害妄想の激しい人、普段から人に対して悪口や不満を言う事が多い傾向にあるでしょう。
自分が人に対してのそんな風ですから、人も自分に対して愛情より憎しみを持つだろうと想像するのだと考えられます。
人の善意を信用できません、常に裏があるだとか、悪意があるだとかそこから始まるのでいい人間関係を築くことができにくくなります。
5. 人を信じることができないから
過去に誰かに裏切られた、いい人と思っていたのに違っていた、そんなことは生きていれば誰にだってあり得ることです。
普通はしばらくは落ち込んでも「すべての人がそんな人ばかりではない」と考えが切りかえて立ち直っていくものですが、非常に強い裏切りにあったり、辛い思いをした人は人間不信になってしまうことがあります。
被害妄想の強い人もやはり人を信じたくても信じれないそんな心理が関係しているのかもしれませんね。
6. 自分の思い通りに何でもなると思っている
被害妄想の強い人に困った経験は過去に何度かありますが、やはり相手はワガママな性格、何でも自分の思い通りにならないと気がすまない、そういう性格の人たちでした。
思い通りにならないとまず機嫌が悪くなります。
そしてだんだんひがみっぽい恨み言を言い始めます。
そこで不満がおさまらないとさらにとんでもない作り話をして相手を責め始めます。
本人の頭の中ではそれは妄想ではなく実話になっているのだから手がつけられません。
しばらく冷静になるように言って距離をとって気がおさまるのを待つしか方法はありませんでした。
7. 想像力が乏しい
被害妄想が激しい人というのは妄想力はたくましいものの、想像力は乏しいものです。
自分が被害にあっているという妄想はできるのに、相手の気持ちなどは想像できないというのですから不思議なものです。
少し想像すればわかることなのに、距離的、時間的に無理なことであっても被害妄想の激しい人にはそれを考えることができません。
8. 俯瞰して見る事がない
俯瞰、空の上から真下を見るように、全体像をとらえること、それが被害妄想の人にはできません。
自分の主観、それが全てです。
たまたま目があっただけであっても被害妄想の人にかかれば、「私を睨みつけた、何で私が睨まれなければいけないの!」とこうなります。
9. 自分以外の価値観を認めない
人には人の考え方、受け取り方がある、それは普通の状態であればわかることです。
でも被害妄想にとらわれている人は自分の感じたこと、考えたことが絶対であり、正しいと思い込んでいます。
ですから、相手がどんなに説明しても受け入れようとしません。
自分以外の価値観がこの世にはあるとは思っていないかのように見えます。
10. 自分の身が可愛いので被害者でいたいという願望がある
被害妄想が激しい人は、自分の身が可愛くて仕方ありません。
ですから、正しいことを知りたくないのです。
自分が被害者でいたい、可哀そうと思われたい、悪いのは加害者である相手!とやけに加害者、被害者を強調したがる傾向もあります。
11. 被害妄想の激しい人は根暗な人が多い
なぜか、明るくからっとしたところが感じられません。
笑っていてもどことなく目つきがじとっとして相手を伺っているようなところがあるのです。
被害妄想の激しい人は目つきが恨みがましくじとって見続けて相手をネチネチを責める時があって、こちらが悪者という図式を認めるまで納得しないというところがあります。
12. 比較的控えめに見えるが心の中は穏やかでない
被害妄想の激しい人、普段は控えめなことが多いのです。
ただ、心の中で少しずつ不満が溜まり始めていきます。
本人としては長い間悩んでいたということが少なくありません。
一方、言われた側はいきなり身に覚えのないことを言われるのでびっくり仰天ということになります。
13. 感情的になりやすい
被害妄想の激しい人は感情的になりやすく、被害を説明しているうちに完璧に被害者モードに入りますからいきなり感極まって泣き出したりなどもわりに多いです。
一方言われている側はわけがわからないわけですから、目の前でいきなり文句を言われたり、泣かれたりで何のことやらさっぱりわからないということになりますが、その態度がさらに被害妄想の激しい人の怒りを増幅させることになってしまいます。
14. 自分に都合の悪いことは忘れるタイプ
散々、被害妄想で暴言をはいたのに、後で矛盾点や証拠などを相手側から突き付けられると、きゅうに「何の事?」「言ってない」などと言い出します。
嘘をついて誤魔化すタイプもいますが、本当に都合の悪いことはきれいさっぱり忘れてしまう能力があるタイプもいます。
いずれにせよ、振り回される周りはいい迷惑です。
15. 周りを巻き込んで騒動になることを楽しんでいるところがある
被害妄想で、嘘が本当か確かめもせずとりあえず感情的にわあわあと騒いでしまいます。
結果的に周りを巻き込んで大騒動になったり、時にあることないことを言って名誉棄損状態になることあってあるのに、本人は反省の色はなしです。
被害妄想の激しいタイプにも、同情できるタイプとできないタイプがいるのですが、こちらは全く迷惑極まりないタイプで同情は一切できません。
自分の嘘で相手に迷惑をかけたり、生活に支障が出ても悪いとも思っていないのです。
むしろ、憂さ晴らし、人が困っている姿を楽しむというタイプで本当に周りが困ってしまうのです。
以上被害妄想の激しい人の特徴と心理でした。
人を巻き込んで嘘を言うようなタイプに絡まれる経験をしますと、本当に人が怖くなってきます。
被害妄想の激しい人によって根も葉もないウワサをさも本当のように流されて、仕事場にいられなくなった、引っ越しをしたという経験をした人を知っています。
このような経験はしたくないものですが、一度痛い目を見ますと次からは被害妄想の激しい人には近付かないようにする、距離をとる、など気をつけていくようになります。
深入りは禁物です。
目をつけられないように、下手に関わらないことが気をつけることですね。