愚痴は言う方は発散できるかもしれませんが、聞く方はいい気分ではありません。
愚痴ばかり言う人の特徴や心理にはどんなものがあるのでしょうか。
- 自己中心的
- 我慢強くない
- 愚痴を共有してコミュニケーションを取りたい
- 良かれと思って言っている
- プライドが高い
- 構って欲しい
- ネガティブ志向
- 相手の立場になれない
- 理想が高い
- 他人を傷つけることで快感を覚える
- 要領が良い
- 気が弱い
- 漠然とした不安を抱えている
- どこか上手く行っていない
- ストレス発散方法がない
1. 自己中心的
愚痴が多くなるのは、自分の思い通りに物事が運ばないから。
世の中には仕方ないと割り切らないといけないこともありますが、それが上手くできない場合は簡単に言ってしまえば自己中心的と言えます。
自分の思い通りにならないことを不満に思い、こうなればいいのにという理想が強いです。
上を目指すには良い性格ですが、自分がリーダーでなくサポートする側であると愚痴が多くなってしまいがちです。
2. 我慢強くない
社会に出るとある程度ストレス耐性というのはついてくるものですが、心の中で思っている不満を外に向けて出すのは我慢強くないと言えます。
就職活動では、圧迫面接と言ってストレス耐性を見る面接方法がありますが、これは我慢強さを見るテストともいえるでしょう。
愚痴が多い人はこのテストを乗り越えられないはずです。
我慢強くないのはその人の性格なので、無理に矯正しようとしても直すのは難しいでしょう。
ただし、愚痴を人に言わずに他で発散する方法を取ることはできるはずです。
3. 愚痴を共有してコミュニケーションを取りたい
人は好きなものが同じより、嫌いなものが同じ方が上手く行くと言います。
それを実践したいと思っているのが愚痴ばかり言う人の特徴の1つです。
自分の愚痴に誰かが共感してくれることによって気持ちよくなり、仲間が増えたという気分が無意識のうちに芽生えます。
その機会を自分でまいている状態なので、相手が不快に思っていることに気づいていないこともあります。
4. 良かれと思って言っている
自分が愚痴を言うことによって、相手に「自分はこんなにも不幸なんだ」「自分はこんな不遇な環境にいるんだ」とアピールしていることになります。
その人からすれば、自分を卑下する行為になり、相手を尊敬している面を見せている行為になります。
尊敬語の中の謙譲語に当たると言えばわかりやすいでしょうか。
相手を上げるのではなく自分を下げることでコミュニケーションを取っています。
5. プライドが高い
自分の能力を自分でかっていると、周りができない人に見えます。
正しくは、周りの人の悪い面しか見えなくなります。
他人の失敗を自分だったらこうした、成功させたと解釈し、どうしてそんなこともできないのかという愚痴に繋がるわけです。
誰しも多少なりともこのような感覚はあるかもしれませんが、それが愚痴となってくるのはプライドの高さが原因かもしれません。
自分はできるアピールですね。
6. 構って欲しい
愚痴を言うと相手に嫌われるのではないかと考える人もいる一方で、そうすることで相手が大丈夫?と構ってくれるのではないかと期待する人もいます。
この人が、周りからすると「いつも愚痴を言っている人」と思われるわけです。
親密でなければそこまで無碍にしたり話を無視するわけにはいかないので、愚痴の話にのってくれると自分は構ってもらえていると勘違いしてしまいます。
さみしがりで、自分のことを心配してほしいと思っているのです。
7. ネガティブ志向
他人の愚痴を言う人もいれば、稀に自分はどうしてこんなこともできないのだろう、と相手を困らせる発言を多くする人もいます。
このような人はネガティブ志向で、自己肯定間が低く、何か自分に誇れるものがありません。
ネガティブは他人に伝染し、相手を不快にさせるということよりも自分の情けなさが目立ってしまうタイプです。
性格に起因するものなので、愚痴の発散場所を変える必要があります。
8. 相手の立場になれない
愚痴を楽しく言い合う関係なら良いのですが、そうでない場合は相手の気持ちを考えられない想像力に乏しい人であると言えます。
愚痴を聞く側からすればそれが不快だということもありますが、自分が相手の立場だったらという想像ができないのです。
相手が愚痴を言ったとしても、自分の愚痴の話に無意識に持って行くタイプなので、さとそうとしても難しいことがあります。
9. 理想が高い
夢や理想があると、それに早く近づきたい一心で愚痴っぽくなってしまうことがあります。
こうすれば良かったのにどうしてそうしなかったのか、それを周りと反省し、さらなる高見を目指したいと思うあまりにその反省が愚痴として捉えられます。
自分ひとりでのことなら問題ないのですが、周りを巻き込んでのことだと特に職場では煙たがられます。
職場の方針と個人の考えをごっちゃにしがちな人は、他人に自分の考えを押し付けてしまうこともあります。
10. 他人を傷つけることで快感を覚える
ストレスが溜まっている場合、それを手っ取り早く発散するためには自分以外の人間を傷つけるのが効果的です。
本人の前では言えないものの、それ以外の人に話を聞いてもらうことでその日にできたストレスを素早く発散することができます。
それが快感となると愚痴が癖のようになり、言えば自分が楽になると覚えてしまいます。
一種の自己防衛であり、自分に関心を向けないための方法でもあります。
11. 要領が良い
効率の良い仕事がしたい人は、他人の無駄な行動がどうしても気になってしまいます。
こうすればもっと早く仕事が終わるのに、この順序の方が要領よくこなせるのに、と思うと、つい口を出したくなります。
しかし、職場だとこれが上下関係などにより指摘できないため、愚痴を言っても良いと思う人には行ってしまいます。
こうすれば良いという確固たる正解を持っている自信があるため、他人とこの意見を共有して共感したもらいたいと思っています。
12. 気が弱い
人に嫌われかねない行為、愚痴をずっと言っているということをしているにもかかわらず、実はとても気が弱い面があるのもまた事実です。
愚痴の原因となっている本人の前では言わず、愚痴を聞いてもらえそうな自分より立場が弱い相手に対して言っている場合はこのタイプにあたるでしょう。
直接言えないからストレスがたまるのであり、そのはけ口として見つけたのが愚痴を言うことだったのです。
13. 漠然とした不安を抱えている
特定の個人に対しての愚痴ではなく、社会に対しての愚痴である場合は漠然とした不安がある場合があります。
将来に不安がある場合には今の社会制度や議会に対して愚痴を言いたくなるのです。
個人への攻撃だと狭いグループの中では危険があるので、社会に対して愚痴を吐くことで敵を作らないようにしているとも言えます。
不安を拭うための薬的役割が愚痴なのです。
14. どこか上手く行っていない
職場で愚痴を言う人ならプライベートが、プライベートで愚痴を言う人なら仕事関係が上手く行っていない場合があります。
それぞれのところで愚痴を言うと人との関係性が悪くなると考えるため、他の場所で言ってしまいたいという心理が働きます。
解決策を探しているのではなくて、誰かにひたすら話を聞いてもらいたいと思っており、特定のあいづちを求めているわけではないことが多いです。
15. ストレス発散方法がない
ジョギングやジムトレーニング、映画鑑賞などの特定の趣味がない場合、ストレス発散方法がなく、結果として愚痴に走ってしまう場合もあります。
興味を持って準備をし、お金を出して始めるという手間がなくすぐに愚痴を言えてしまうので、簡単に発散できるから厄介です。
他人が自分の愚痴をどう思っているかよりも自分が楽になりたいと考えているため、相手を嫌がらせようと思ってわざと愚痴ばかり言っているわけではないのも特徴です。