忙しい人は職場が出会いの場になる事もしばしばです。
でも、社内結婚、社内離婚はありでもその後の社内再婚となると一筋縄ではいきません。
そこでその時に気を付けるべきことを挙げてみました。
- とにかく地味を心掛ける
- 上司に気まずい思いをさせない
- 筋を通す
- ご祝儀は、基本受け取らない
- 家族計画は会社の都合も考慮して
- 一人は配置換えになることも想定して
- 家庭内の話は社内でしない
1. とにかく地味を心掛ける
社内離婚の後の社内再婚は、そうでなくても注目を浴びてしまいます。
当の本人たちは致し方ないとしても、別れた相方に迷惑を掛けるわけにはいきません。
そこで、とりあえず地味に済ませることを心掛けましょう。
「せっかくの結婚イベントなのに」と考えるのは、結局のところは当人だけ。
そういった状況下では、それぞれの親たちも派手なことは控えるべきと考えるのが普通です。
また、あなたたちの常識ある配慮がその後の夫婦としての評価に直結。
それぞれが会社で過ごしやすい環境を保持する為にも、ウェディングハイにならないように自重しましょう。
2. 上司に気まずい思いをさせない
もしも結婚式をすると決めたなら、仲人については熟考すべきです。
安易に上司へ頼めばいいというものではありません。
なんといっても2度目なのですから。
最初の結婚時に依頼した人に2度目もお願いするのは非常識であり、縁起担ぎとしてあまりおススメではありません。
離婚したカップルの仲人をしたということは、上司夫婦の経歴に傷となってしまうことも考えられます。
「そんな、大袈裟な!」と気楽に考えるのは構いませんが、上司世代の人は気にせずにはいられないのです。
そこで、どうしても会社の人をお招きして披露宴等を行いたい場合には、人前式がおススメです。
これであれば、今後の展開で誰かに迷惑を掛けたり不快な思いをさせたりという可能性はゼロになります。
3. 筋を通す
なんとなくバツが悪い思いをするのは当然のこと。
でも、会社組織に所属している人の結婚は隠し通すわけにはいきません。
住所を知らせる必要もあり、場合によっては名前が変わります。
それらすべてに対応してもらわなければならないからというのが理由です。
だったら、一層のこと隠し通すのは止めて、全てをオープンにすることを考えてみてください。
まずはお互いの上司から所属部署の人達に結婚について伝えてもらう。
小さな会社であれば、朝礼などで一斉に知らせる手段もありかもしれません。
そして、別れた相方にも直に「今度、○○さんと結婚することになりました」と堂々と話してみましょう。
お互いに会社を辞めていなかったのであれば、円満離婚ということもあるはず。
そういった場合には、隠すのは得策ではありません。
「今度は失敗しないように気を付けるつもり」と明るく伝えてみては?
4. ご祝儀は、基本受け取らない
前回の結婚式の際にお祝いを受け取っている場合には、今回は辞退する方法もあります。
一般的に結婚のお祝いは一度だけ。
それなのに、失敗したからと二度目も受け取るのは「図々しい」と思われても致し方ありません。
新しい生活が始まり、結婚式などを考えていれば尚のことお祝いは助かります。
でも、敢えて受け取らないことで、社内再婚に踏み切った二人の決意をより深く理解してもらえるはずです。
ここは損して得を取るべし。
5. 家族計画は会社の都合も考慮して
会社としては、社内結婚までは容認したとしても社内離婚については歓迎したくないもの。
ましてやその後の社内再婚となると、渋い顔をする人も少なくないでしょう。
やはり社内秩序が気になるからです。
その上、無計画な家族計画で迷惑を被られるのは、おめでたい話とはいえ舌打ちをしたくなる話です。
妊活は最上のプライバシーではありますが、こと社内再婚の人達は会社に対して気遣いをした上での妊活は必須。
例え、社内で産前・産後休暇制度が整備されていたとしても、そこは配慮があって当然です。
「妊娠は当たり前の権利」
「会社に口を出されるのは心外」
これが本音だったとしても、きちんと周囲が納得するように事を進めれば、今後も快適に働き続けることができます。
6. 一人は配置換えになることも想定して
恋に落ちやすいのは身近にいるからというのが一番の理由です。
でも、夫婦となってしまうと周囲が気にしてしまうことを踏まえて、別々の部署で働くようになるのが一般的です。
最悪の場合、引っ越しを伴う転勤を強いられることも考えられます。
これは極端なケースですが、会社組織が考え、決定したことはなかなか覆されることはありません。
そこで、もしも別居が必要な状況に陥ったらどうするのかを話し合っておきべきです。
週末婚にするのか、それとも片方が転職をするのか。
心構えができていれば、いざという時にも慌てません。
また、社内再離婚の可能性も防げます。
7. 家庭内の話は社内でしない
これはルールというよりもマナーです。
再婚とはいえ新婚ですから、惚気たくなるのも無理はありません。
でも、あなたが発した無神経な家庭内のエピソードが、なんとなく面白半分に揶揄されて、広められてしまう可能性が否めません。
もちろん、元の相方も耳に入れば不快な思いをすることになるでしょう。
そういったこともきちんと想定して、大人の振る舞いを心掛けてください。
なんといっても二度目の結婚。
分別のある態度を全うすれば、誰かに後ろ指を指されることはありません。