「しっぽり」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「しっぽり」という言葉を使った例文や、「しっぽり」の類語を紹介して行きます。
- 「しっぽり」とは?
- 「しっぽり」を使った例文や短文など
- 「しっぽり」の類語や類似表現や似た言葉
- 「しっぽり」の反対語
- まとめ
1. 「しっぽり」とは?
みなさんは「しっぽり」という言葉を知っているでしょうか。
最近、恋人と「しっぽり」話をした経験がある人も、いるかもしれません。
一方で、「しっぽり」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「しっぽり」という言葉の意味を紹介します。
- 「しっぽり」の意味
- 「しっぽり」の男女の間の意味
1-1. 「しっぽり」の意味
「しっぽり」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「しっぽり」には、大きく分けて二つの意味があります。
まず「しっぽり」には、「濡れ馴染む様子」という意味があります。
例えば、「木々がしっぽり濡れる」という言葉には、木々が雨や湿気などにより、濡れ馴染んでいるという意味があります。
この場合の「しっぽり」には、「じっとり」よりも水分が多い様子という意味があります。
例えば引越しを手伝った時、汗が肌に「じっとり」にじむ、というのに対し、雨に濡れて「しっぽり」濡れるという使い方をします。
1-2. 「しっぽり」の男女の間の意味
「しっぽり」には「男女の間の、情の細やかな様子」という意味があります。
例えば、恋人と「しっぽり」話すという場合は、彼氏と彼女が、男女の情を細かく通い合わせながら、話をするという意味があります。
例えば、おでんの屋台などで、カップルがお互いの情を交わせながら、楽しそうに話をしている様子を、「屋台でカップルが、しっぽりとおでんを楽しんでいる」などと表現します。
また恋人同士がラブホテルに入って行くのを見た人が、「ホテルでよろしくやっている」という意味で、「ホテルでしっぽり楽しむのだろう」などと、「しっぽり」という言葉を使います。
このように、「しっぽり」という言葉には、「男女の間の、情の細やかな様子」という意味があります。
2. 「しっぽり」を使った例文や短文など
「しっぽり」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「しっぽり」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「しっぽり」を使った例文1
- 「しっぽり」を使った例文2
2-1. 「しっぽり」を使った例文1
「雨が降った次の日は、道路が『しっぽり』濡れている」
この例文のように、雨が降った次の日の朝、会社などに行く時に、道路が濡れていることがあるかもしれません。
じっとりよりも、水分が多く、いかにも雨上がりの次の日と感じる時に、「しっぽり濡れる」という表現を使ってみましょう。
2-2. 「しっぽり」を使った例文2
「カップルが、ホテルの部屋で『しっぽり』している」
この例文に登場するカップルは、ホテルに宿泊して、恋人らしいふるまいをしています。
男女ならではのやり取りに対して、「しっぽり」という言葉を使います。
例えば、会社に社内恋愛している人がいる時、「あいつら、しっぽりやってるんだろうな」などと言います。
恋人同士がいちゃいちゃしていることに対しても、恋人が楽しそうにたたずんでいる時にも、性的な行為に対しても「しっぽり」ということがあります。
3. 「しっぽり」の類語や類似表現や似た言葉
次に「しっぽり」の類語や類似表現を紹介します。
「しっぽり」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「びちゃびちゃ」
- 「ぐっしょり」
- 「しんねこ」
- 「熱々」
- 「お安くない」
3-1. 「びちゃびちゃ」
「びちゃびちゃ」には、「水浸しになる様子」という意味があります。
例えば、大雨が降った時に、全身が水浸しになることがあると思います。
このような時、「雨が降って、全身びちゃびちゃになった」などと言います。
3-2. 「ぐっしょり」
「ぐっしょり」には、「酷く濡れている様子」という意味があります。
例えば、熱を出した日は、全身に汗をかきますが、酷く前進が濡れるため、「熱を出して、汗をぐっしょりかく」などと言います。
3-3. 「しんねこ」
「しんねこ」という言葉があります。
耳慣れない言葉かもしれません。
「しんねこ」には、「男女が二人だけで仲睦まじく語ること」という意味があります。
例えば、「二人が、しんねこを決め込む」という文章には、男女が二人だけで、仲睦まじく語るという意味があります。
3-4. 「熱々」
「熱々」には、「恋人や新婚夫婦が熱愛している様子」という意味があります。
このような二人に触れると、やけどしてしまいそうなほど、熱いという意味があります。
「二人は熱々の仲だ」などという使い方をします。
3-5. 「お安くない」
「お安くない」には、「男女の仲が良いのを、冷やかす様子」という意味があります。
例えばクラスメート同士が付き合っているのを知った時、「あいつらは、お安くない関係だ」などと言います。
4. 「しっぽり」の反対語
「しっぽり」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「しっぽり」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「気まずい」
- 「不仲」
- 「からりと」
- 「ぱさぱさ」
4-1. 「気まずい」
「気まずい」には、「相手としっくりいかない」という意味があります。
「気まずい二人」という場合は、「しっくりいかない二人」という意味があります。
一緒にいると、しっくりこないと感じる時、「気まずい」という言葉を使います。
4-2. 「不仲」
「不仲」には「仲が良くない」という意味があります。
「彼とは不仲だ」という場合は、「彼とは仲が良くない」という意味があります。
4-3. 「からりと」
「からりと」には、「物がすっかり乾いている様子」という意味があります。
例えば「てんぷらをからりと揚げる」という場合は、てんぷらがすっかり乾いているように見える、揚げ方をするという意味があります。
また「洗濯物が、からりと乾く」などという使い方をします。
4-4. 「ぱさぱさ」
「ぱさぱさ」には、「湿り気がなく、乱れた感じがする様子」という意味があります。
例えば、せんべいなどの乾燥した食べ物を食べた時、「口がぱさぱさする」などと言います。
まとめ
「しっぽり」という言葉について見てきました。
「しっぽり」には、水分が多い様子を表現すること、また男女の情があつい様子を表現する意味があります。
いかにも仲の良いカップルなどを見た時に、「しっぽり」という言葉を使ってみましょう。