「無駄な労力」とは、「役に立たない苦労や作業・する必要がなかった意味のない行動」です。
「無駄な労力」の「意味・読み方・使い方・無駄なことを表すことわざ・例文と解釈・類語(シソーラス)や言い換え」などについて、詳しく説明していきます。
- 「無駄な労力」とは?意味
- 「無駄な労力」の表現の使い方
- 無駄なこと、無意味なことを表すことわざ
- 「無駄な労力」を使った例文と意味を解釈
- 「無駄な労力」の類語や言い換え
- まとめ
1. 「無駄な労力」とは?意味

「無駄な労力」という言葉は、「役に立たない苦労・作業」や「する必要がなかった意味のない行動・苦労」を意味しています。
「無駄な労力」というのは、「肉体的な作業や精神的な苦労(負担)が何の役にも立たなかったこと」を意味する言葉なのです。
例えば、「そのイベントの下準備は無駄な労力になってしまいました」といった文章で、「無駄な労力」の意味を示すことができます。
- 「無駄な労力」の読み方
1-1. 「無駄な労力」の読み方
「無駄な労力」の読み方は、「むだなろうりょく」になります。
2. 「無駄な労力」の表現の使い方

「無駄な労力」の表現の使い方は、「肉体的な作業・精神的な苦労(負担)が何の役にも立たなかった場合」や「する必要がない苦労・作業をした時」に使うという使い方になります。
例えば、「雨に備えて大量の雨具を準備しましたが、晴れたので無駄な労力になりました」といった文章で、この言葉を使用することができます。
3. 無駄なこと、無意味なことを表すことわざ

「無駄なこと・無意味なこと」を意味することわざ(諺)を紹介していきます。
- 「糠に釘」
- 「馬の耳に念仏」
3-1. 「糠に釘」
「無駄なこと・無意味なこと」を意味することわざ(諺)として、「糠に釘(ぬかにくぎ)」があります。
「糠に釘」ということわざは、「やわらかい糠に釘を打ちつけるように、何の効き目(意味)も手ごたえもないこと」を意味しています。
「糠に釘」は「暖簾に腕押し(のれんにうでおし)」と並んで、「それをやっても無駄・無意味なこと」を意味しているのです。
3-2. 「馬の耳に念仏」
「無駄なこと・無意味なこと」を表すことわざ(諺)に、「馬の耳に念仏」があります。
「馬の耳に念仏」ということわざは、「馬にありがたい仏教の念仏を聞かせても無駄」という意味から転じて、「いくら相手のために意見をしても、何の意味も効き目もなく無駄であること」を意味しています。
4. 「無駄な労力」を使った例文と意味を解釈

「無駄な労力」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「無駄な労力」を使った例文1
- 「無駄な労力」を使った例文2
4-1. 「無駄な労力」を使った例文1
「勇み足でライブ会場建設の準備を始めてしまい、その後のキャンセルで無駄な労力になってしまいました」
この「無駄な労力」を使った例文は、「勇み足でライブ会場の建設の準備を始めてしまい、その後のキャンセルで、何の役にも立つことがない苦労・作業になってしまった」ということを意味しています。
4-2. 「無駄な労力」を使った例文2
「効率的に仕事をするために大切なことは、できるだけ無駄な労力を使わずに済むようにすることです」
この「無駄な労力」を使った例文は、「効率的に仕事をするために大切なことは、できるだけやる意味(効果)のない作業で体力・気力を使わずに済むようにすることである」ということを意味しています。
5. 「無駄な労力」の類語や言い換え

「無駄な労力」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「無駄な努力」
- 「骨折り損・無駄骨」
- 「余計な手間」
5-1. 「無駄な努力」
「無駄な労力」の類語・言い換えとして、「無駄な努力」があります。
「無駄な労力」というのは、「それをしても何の役にも立たない苦労・努力」のことを意味する言葉です。
その意味合いから、「無駄な労力」の表現は、「無駄な努力」という言葉に言い換えることが可能なのです。
5-2. 「骨折り損・無駄骨」
「無駄な労力」の類語・言い換えとして、「骨折り損(ほねおりぞん)・無駄骨(むだぼね)」があります。
「骨折り損」という言葉は、「苦労・負担が多いばかりで何の利益にもならないこと」を意味しています。
「無駄骨」というのは、「苦労してやったことが何の役にも立たないこと」を意味する言葉です。
それらの意味から、「無駄な労力」と似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「骨折り損・無駄骨」という言葉を指摘することができます。
5-3. 「余計な手間」
「無駄な労力」の類語・言い換えとして、「余計な手間」があります。
「余計な手間」というのは、「効き目がないため、やる必要性のない苦労・作業・準備」を意味する言葉です。
「無駄な労力」という言葉は、「役に立たないという意味で、余計な手間をかけた作業・行動」のことを意味しています。
その意味合いから、「無駄な労力」と近しい意味を持つ類語として、「余計な手間」という言葉を指摘することができます。
まとめ
「無駄な労力」という言葉について徹底的に解説しましたが、「無駄な労力」には「役に立たない苦労・行為」や「しても意味(効果)のなかった行動」の意味があります。
「無駄な労力」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「無駄な努力」「骨折り損・無駄骨」「余計な手間」などがあります。
「無駄な労力」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。