「インシデント」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「インシデント」という言葉の理解を深めていきましょう。
- 「インシデント」とは?意味
- 「インシデント」の表現の使い方
- 「インシデント」と「アクシデント」の違い
- 「インシデント」を使った例文と意味を解釈
- 「インシデント」の類語や言い換え
- まとめ
1. 「インシデント」とは?意味
「インシデント」とは“incident”という英語ですが、意味合いはできごと、事件、異変となります。
2. 「インシデント」の表現の使い方
「インシデント」という言葉の使い方は、できごと、事件、異変という意味なのですが、医療の現場であったり、事故が発生した時に使われることが多い言葉です。
その為、日常的な会話において何かの事件や異変が起きた時には「インシデントがあったのよ」「今日のインシデントを教えて」などとは使わないでしょう。
このような場合は「できごと」「事件」といった言葉を使う方が自然です。
3. 「インシデント」と「アクシデント」の違い
「インシデント」と似た言葉に「アクシデント」があります。
この違いを説明しましょう。
「インシデント」とは先ほども述べましたように、できごと、事件、異変といった意味を持つ言葉です。
一方で「アクシデント」ですがこの言葉の意味は事故、災難、不慮のできごととなります。
ちなみに「不慮」の意味は思いがけないことで、不意、意外といったことです。
また良くないことに対して言います。
似たような言葉である「インシデント」と「アクシデント」ですが違いがあることが理解できたでしょうか。
「アクシデント」は日常的な会話でもよく使う言葉です。
「とんだアクシデントだ」「アクシデントもあったけど、何とかなったね」といった風に言います。
4. 「インシデント」を使った例文と意味を解釈
それでは「インシデント」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「インシデント」を使った例文1
- 「インシデント」を使った例文2
4-1. 「インシデント」を使った例文1
「インシデントリポートから今後の対策を立てることは大事だ」
医療の現場においての「インシデント」とは「どうかすれば事故になるかもしれなかったこと」といった意味合いがあります。
これが本当に事故になった場合は「アクシデント」と言います。
「インシデントリポート」を作り、対策を立てることは医療ミスや医療事故の発生防止の為にとても大事なことなのです。
4-2. 「インシデント」を使った例文2
「実は、重大なインシデントが発生していた」
「インシデント」とは事件、異変という意味合いがあり、実際事故に至ってはいないけれどそうなる可能性があったとか、事故になる前に防げたけれど大変なことであるといった時に使います。
車、新幹線、飛行機といった乗り物などに不備があった場合などは「インシデント」という言葉を使って言い表します。
5. 「インシデント」の類語や言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「インシデント」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「重大なミス」
- 「事件」
- 「一大事」
5-1. 「重大なミス」
「インシデント」とは事故にはなっていないけれど、そうなる可能性が大いにあった事件という意味合いです。
それは「重大なミス」という言葉で言い表すことができます。
5-2. 「事件」
「インシデント」は簡単に言い換えれば「事件」となります。
「事件」とは争い、犯罪、騒ぎ、事故といったように人々の関心を集めるできごとのことを言います。
「事件が起こる」「何の事件だ」などと使います。
5-3. 「一大事」
「一大事」とは重大な事件、容易ならざるできごとといった意味を持つ言葉です。
「一大事よ!」「一大事が起こった」などわりとよく使われる言葉です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「インシデント」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
「アクシデント」と似ていますし意味合いも混同しやすいのですが、「インシデント」は事故になる可能性のあった事件、重大なミスといった風に覚えておきますと区別がつきやすいでしょう。