腹心の友、という表現も聞いたことがあるでしょうか。
赤毛のアンなど、ドラマでも使われている表現です。
それならば、腹心の友という表現はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは腹心の友という言い回しについて紹介します。
- 「腹心の友」とは?意味
- 「腹心の友」の誤用?おかしい?
- 「腹心の友」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「腹心の友」の類語や言い換え
- まとめ
1. 「腹心の友」とは?意味
腹心の友という表現は心から理解しあえる友達、という意味を持ちます。
腹心という言葉には深く信頼すること、信頼できる相手、という意味があるため、腹心の友という表現は心から信頼できる人、信頼できる相手、ということになるのです。
ちなみに、腹心という言葉には心の奥底という意味もあります。
- 読み方
1-1. 読み方
腹心の友、という表現は「ふくしんのとも」と読みます。
ドラマや小説ではよく出てくる表現ですので、ぜひ知っておきたいものです。
2. 「腹心の友」の誤用?おかしい?
近年は腹心の部下、などという言い回しもあり、腹心という言葉は立場が下であったり、年下であったりして何でも思い通りに動く人、というニュアンスで使われることがあります。
実際に、辞書でも「腹心の部下」という使用例が載っています。
腹心の友、という表現は赤毛のアンがダイアナをa bosom friendと表現し、翻訳者の村岡花子が「腹心の友」と訳したことから広く知られるようになりましたが、実際に現代の翻訳書であれば「腹心の友」とは訳さないのではないかとも言われています。
その一方で、青春時代の若い2人がワクワクした関係を築いている、という意味で腹心の友という表現こそ的確なのではないかという見解もあります。
3. 「腹心の友」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは腹心の友という言い回しを使った例文を紹介します。
- 「腹心の友」を使った例文1
- 「腹心の友」を使った例文2
3-1. 「腹心の友」を使った例文1
「彼女はライバルでもあり、親友でもあり、まさに腹心の友だと言えます」
親友というのはただ単に良い友達というわけではなく、場合によってはお互いに刺激を与え合えるライバルになることがあります。
心の内を打ち明けられる存在がいると、辛い時なども励まされますよね。
何か大変なことがあった場合など、その気持ちを外に出すことで救われる、ということが珍しくありません。
自分の気持ちを正直に話せる人がいるかいないかによっても、ストレスをどのように解消できるか、という方法が格段に増えます。
正直に話す相手がいなければ、自分の中にストレスを溜め込んでしまい、体にも良い影響与えません。
腹心の友と言える親友がいるかどうか、友達がいるかどうか、という事は非常に重要な問題です。
3-2. 「腹心の友」を使った例文2
「妻は私にとって腹心の友です」
自分の奥さんが副審の朝であれば、奥さんに何でも話ができる、ということになります。
もちろん同性の親友を持つことも大切ですが、だからといって奥さんに隠し事ができるという状態では良くないですよね。
奥さんや旦那さんとなんでも話ができる、自分の心の内を打ち明けられる、という関係を築けたら、夫婦関係はきっとまくいくでしょう。
4. 「腹心の友」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「親友」
- 「心友」
4-1. 「親友」
親友というのは仲が良い友人、打ち解けて付き合っている友達、という意味であり、とても仲が良い人を指します。
交際してためにならない悪い友達のことを悪友ということがありますが、親友は悪友と表現されることもあります。
特に仲の良い友達や遊び相手に対して使われることが多いとされます。
4-2. 「心友」
これは心から理解しあえる友達のことを指しており、信頼できる友人のことを指します。
親友と同じ意味を持ち、読み方も同じですが、心友の方が心から信頼できるということがわかります。
まとめ
腹心の友と表現すると、目下の人を指しているかのように思われてしまう場合もありますので、この言葉を使うときには注意が必要です。
しかし、その一方で自分にはこのような友達がいるかどうか、心の内を打ち明けられる友達がいるかどうか、考えてみましょう。
親友がいるかどうかは人生を有意義にするためにも非常に重要な課題です。