「獅子奮迅」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「獅子奮迅」という言葉の類語や、「獅子奮迅」を使った例文を紹介して行きます。
- 「獅子奮迅」とは?
- 「獅子奮迅」の言葉の使い方
- 「獅子奮迅」の類語や類似表現や似た言葉
- 「獅子奮迅」を使った例文や短文など
- まとめ
1. 「獅子奮迅」とは?
みなさんは「獅子奮迅」という四文字熟語を知っているでしょうか。
この言葉が大好きで、座右の銘にしている人がいるかもしれません。
一方で、画数が多い言葉としか思えない人もいるでしょう。
そこで「獅子奮迅」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「獅子奮迅」の読み方
- 「獅子奮迅」の意味
- 「獅子奮迅」の語源や由来
1-1. 「獅子奮迅」の読み方
「獅子奮迅」という言葉の読み方を紹介します。
「獅子奮迅」は「ししふんじん」と読みます。
「獅子」は「しし」「奮迅」は「ふんじん」と読みます。
とても難しい漢字が使われていますので、これを機会に読めるようになりましょう。
1-2. 「獅子奮迅」の意味
「獅子奮迅」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「獅子奮迅」には、「獅子が暴れ狂うように、勢い激しく奮闘する様子」という意味があります。
また「他を圧倒するくらい、猛烈な勢いで何かをする」という意味もあります。
1-3. 「獅子奮迅」の語源や由来
「獅子奮迅」という言葉の由来は、どのようなものでしょうか。
「獅子奮迅」の「獅子」は、みなさんも知っているように「ライオン」のことです。
百獣の王と言われるほど、強さを誇るライオンが暴れまわる様子は、まさに誰も止められないような勢いでしょう。
「奮迅」には、「激しく奮い立ち、突き進む様子」という意味がある言葉になります。
このように「獅子奮迅」には、「ライオンが激しく突き進む様子」という語源があります。
2. 「獅子奮迅」の言葉の使い方
「獅子奮迅」という言葉の使い方を紹介します。
「獅子奮迅」には、ライオンのように激しく奮い立ち突き進む様子という意味があります。
まるでライオンが突き進むような様子を見た時に、「獅子奮迅」という言葉を使ってみましょう。
例えばラグビーの試合を見ている時に、飛びぬけて体が大きく足が速い選手が混じっていると感じた時、その選手がゴールに迫って走る姿は、「獅子奮迅」と言いたくなるかもしれません。
また戦国時代の合戦を描いた場面で、ものすごく戦に強い武将が登場した場面は、「獅子奮迅」と言いたくなるような活躍をするでしょう。
このように「ライオン」に例えたくなるような強さや迫力を感じる人が、何かに向かって突き進む時、「獅子奮迅」という言葉を使ってみましょう。
3. 「獅子奮迅」の類語や類似表現や似た言葉
「獅子奮迅」という言葉の対語や、似た意味の言葉を紹介します。
「獅子奮迅」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「奮然」
- 「決然」
- 「猛然」
- 「向こう見ず」
- 「無鉄砲」
3-1. 「奮然」
「奮然」は「ふんぜん」と読みます。
「奮然」には、「気力を奮い立たせる様子」という意味があります。
例えば、ボクシングの試合を見て興奮したお客さんが、シャドーボクシングするような場面があります。
ボクサーの勇敢さが乗りうつり、気力が奮い立ったと言えるかもしれません。
このような様子を「奮然」と言います。
3-2. 「決然」
「決然」には、「覚悟のほどを心に決めて、動じない様子」を言います。
例えば「決然として始める」場合は、覚悟を決めて始めているため、途中で何が起こっても動じない可能性が高いでしょう。
3-3. 「猛然」
「猛然」という言葉があります。
「猛然」には、「勢いが荒々しく、激しい様子」という意味があります。
例えば「猛然と襲い掛かる」という場合、荒々しく激しい勢いで襲い掛かるという意味になります。
例えばサッカーの試合で、フォワードがゴールに荒々しく襲い掛かる様子は「○○選手が、猛然とゴールに迫る」などと言います。
3-4. 「向こう見ず」
「向こう見ず」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「向こう見ず」には、「結果を考えずに、物事をすること」という意味があります。
リスクが高いことに対しても、何も考えない様子で始められる人がいます。
例えば、いきなり会社を辞めて、世界一周旅行に出かけるような人です。
このような人は、「向こう見ずな人」と呼ばれます。
やや否定的な意味で、「向こう見ず」という言葉を使うことが多くなっています。
3-5. 「無鉄砲」
「無鉄砲」という言葉があります。
「無鉄砲」には、「前後のことを少しも考えずに行動すること」という意味があります。
「向こう見ず」とほとんど同じ意味ですが、より考えない雰囲気がある言葉です。
例えば自分の彼氏が、何をするか分からないくらい、後先のことを考えない場合、「私の彼氏は『無鉄砲』のため心配だ」などと言います。
4. 「獅子奮迅」を使った例文や短文など
次に「獅子奮迅」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「獅子奮迅」の使い方のコツを、例文を通じて覚えて行きましょう。
- 「獅子奮迅」を使った例文1
- 「獅子奮迅」を使った例文2
4-1. 「獅子奮迅」を使った例文1
「A選手がサッカーの試合で『獅子奮迅』の活躍をして、ハットトリックを決めた」
この例文のように、大活躍したサッカー選手がライオンに例えられることがあります。
ハットトリックは、サッカーの試合で一人の選手が3点を取る、大活躍を言葉にしたものです。
ハットトリックした選手は観客から見ると、まさにライオンの様で、「獅子奮迅」という言葉を使いたくなるかもしれません。
4-2. 「獅子奮迅」を使った例文2
「天下分け目の決戦で、『獅子奮迅』の、活躍をする戦国武将」
戦国武将の中には、とても戦に強い武人がいます。
戦国武将を使うゲームなどをしていると、その戦闘力の高さに驚かされるほどです。
このような武将が大活躍している場面は、まさに百獣の王のようで「獅子奮迅」と言いたくなるはずです。
戦国時代を扱ったソフトは多く、小説やマンガ、テレビゲームなどがあります。
どのようなソフトを見ても、強すぎる武将を描いた場面は迫力がり、「獅子奮迅」という言葉がふさわしいと感じられるはずです。
まとめ
「獅子奮迅」という言葉について見てきました。
とても迫力のある言葉のため、男性の中には、「獅子奮迅」が大好きになったという人もいるでしょう。
特にスポーツをしている人は、「獅子奮迅」の活躍ができるようになりたいと思ったかもしれません。
また自分の彼氏が頑張る姿は「獅子奮迅」と呼びたいくらいだと思った女性もいるかもしれません。