ヒット曲や映画、ドラマのタイトルに「フラジャイル」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか詳しく紹介します。
- 「フラジャイル」とは?意味
- 「フラジャイル」の表現の使い方
- 「フラジャイル」の英語と解釈
- 「フラジャイル」を使った例文と意味を解釈
- 「フラジャイル」の類語や言い換え
- まとめ
1. 「フラジャイル」とは?意味
「フラジャイル」の概要について紹介します。
- 「壊れやすい」の意味
- 「はかない」の意味
- 「フラジャイル」の語源
1-1. 「壊れやすい」の意味
主にガラスや陶器でできたものに対して使われます。
落すのはもちろん、ちょっとした衝撃を受けても割れたり壊れたりするほどもろいもののことを言います。
ものだけではなく、人の精神や人間関係になどについても使われることがあります。
現代人はストレスが溜まっているので、ちょっとしたトラブルや誤解が生じると精神的に不安定になったり、人間関係が壊れたりすることが多くあります。
この時の状況を「フラジャイル」と言い表すのです。
1-2. 「はかない」の意味
あっという間に空しく消えてしまうものや、不確かであてにならないもののことを言います。
主に人生論で使われることが多く、人生のむなしさに対して使われます。
1-3. 「フラジャイル」の語源
「フラジャイル」は英語の「fragile」から来ていて、更に英語の語源はラテン語の「fragilis(壊れやすい)」です。
目で見えるものから見えないものまで幅広く壊れや易いものに対して使われています。
2. 「フラジャイル」の表現の使い方
「フラジャイル」が使われるのは歌や映画、ドラマのタイトルだけではありません。
日本では運送業では海外からの荷物に「Fragile」と表記されていると「われ物注意」になります。
逆に海外へ発送する時には「Fragile」とラベルを貼ります。
日常会話ではあまり使われることはありませんが、政治家などで会話に横文字を多く入れる人が時折「フラジャイルな体制」などと言うこともあります。
3. 「フラジャイル」の英語と解釈
“This parcel is fragile, so you have to take care to handle.”
「この小包は壊れやすいから、扱いには注意するべきだ」になります。
「われ物注意」のラベルを貼る前の荷物に対して使われます。
4. 「フラジャイル」を使った例文と意味を解釈
「フラジャイル」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「フラジャイル」を使った例文1
- 「フラジャイル」を使った例文2
4-1. 「フラジャイル」を使った例文1
「彼はかなりフラジャイルだから会話に気を遣う」
少し神経質で精神的に不安定な人がいると、本人が傷つかない様に言葉を選んで話す必要があります。
そのつもりはなくても言葉尻を捉えてすぐに気にしてしまう性格であることが伝わります。
4-2. 「フラジャイル」を使った例文2
「それはフラジャイルで送った方がいいよ」
海外に荷物を送る時に、壊れる可能性があるのでわれ物として送った方がいいと言っています。
航空便でわれ物にするとかなり割高な料金になるのですが、大切なものならば仕方ありません。
5. 「フラジャイル」の類語や言い換え
「フラジャイル」の類語を紹介します。
- 「脆弱」
- 「やわ」
- 「華奢」
5-1. 「脆弱」
「ぜいじゃく」と読みます。
「もろくて弱い性質や性格のこと」という意味で、パソコンの性能に対しても使われます。
5-2. 「やわ」
「いかにもやわらかくて弱々しいこと」と言う意味です。
語源は「柔らかい」で、体質や性格などに対して使います。
5-3. 「華奢」
「きゃしゃ」と読みます。
「見た目がか細くて弱々しい様子」という意味で、主に女性の体型に対して使われます。
まとめ
「フラジャイル」は、「壊れやすい」「はかない」という意味があります。
人でも物でも、少しでも刺激やショックを受けると壊れたり落ち込んだりしてしまいそうな時に使ってみましょう。