古風な名前、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
最近では現代的なキラキラネームなどという表現が使われる名前もありますが、古風な名前は今でも一定の人気があります。
それならば、古風な名前とは一体どのような意味なのでしょうか。
そして古風な名前とは一体どのような名前なのでしょうか。
ここでは古風な名前について紹介します。
- 「古風な名前」とは?意味
- 「古風な名前」の具体例
- 「古風な名前」の対義語
- 「古風な名前」のメリットとデメリット
- 「古風な名前」の類語や言い換え
- まとめ
1. 「古風な名前」とは?意味
古風な名前というのは和風な名前、昔から存在する名前、という意味になります。
最近ではキラキラネームという言葉が使われるようになり、いくら漢字を書いても読めない、外国で通用する名前になっている、などということも多いですよね。
しかし、古風な名前というのはその反対であり、和風の名前という意味を持ちます。
特に春夏秋冬が明瞭な日本であるからこそ、季節の移り目がわかるような漢字を使う人もいますし、誰が見てもぱっと読める名前も古風な名前です。
シワシワネームと言われることもあります。
- 「古風な名前」の読み方
1-1. 「古風な名前」の読み方
古風な名前は「こふうななまえ」と読みます。
古臭いという意味ではありません。
工夫というのは現代的ではなく、昔風であるという意味になり、昔に使われていた名前等が古風な名前と考えられています。
2. 「古風な名前」の具体例
ここでは古風な名前の具体例を紹介します。
- 女の子向けの古風な名前
- 男の子向けの古風な名前
2-1. 女の子向けの古風な名前
女の子の古風な名前で近年人気があるものは「子」が付く名前、ひらがなだけの名前、などというものも含まれています。
例えば2017年には杏(あん)とさくらが1番人気の名前となり、これらは2018年にもそれぞれ4位と5位に入っています。
それ以外にも葵(あおい)や莉子(りこ)なども人気があります。
芸能人の中にも、例えば二階堂ふみさんなど、古風な名前の人がいますよね。
2-2. 男の子向けの古風な名前
男の子向けの子風の場合、誰が見ても読める名前にこだわる人は多いようです。
たとえ尊(たける)は他人を尊重できるという願いが込められていますし、康夫(やすお)は昭和の父というイメージを持った表現です。
幸雄(さちお)は強さを感じさせる名前ですし、拓磨(たくま)は磨けば光る、といったイメージの人気がある名前です。
純和風の名前が近年は人気を集めているのです。
3. 「古風な名前」の対義語
古風な名前の対義語は、やはりキラキラネームではないでしょうか。
明確な対義語ではありませんが、読めない、などという名前はキラキラネームだと思われる場合があります。
例えば、最近は黄熊(ぷう)や泡姫(アリエル)などという名前が話題となりました。
賛否両論ありますが、現代的なこのような名前を好む人も多くいると言われています。
その一方で、名前をつけてから後悔し、子供の改名を望む人たちも増えています。
4. 「古風な名前」のメリットとデメリット
ここでは古風な名前のメリットとデメリットを紹介します。
- メリット
- デメリット
4-1. メリット
古風な名前のメリットは、なんといっても読んでもらいやすいということが挙げられます。
複雑な漢字を使っているわけではありませんし、昔から使われている名前ですから誰が見ても大抵読めます。
さらに、そこに込められた意味も分りやすいというメリットがあります。
「黄熊」に込められた意味と聞かれてもわからない、という人も多いのではないでしょうか。
4-2. デメリット
古風な名前のデメリットとしては、やはり面白みがないということが挙げられます。
誰が見てもきちんと読めてしまうからこそ、面白みがない、いつも話題にならない、当たり前のように取り上げられてしまう、などというデメリットが指摘されています。
5. 「古風な名前」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「シワシワネーム」
- 「誰でも読める名前」
- 「伝統的な名前」
5-1. 「シワシワネーム」
シワシワゲームという言葉はキラキラネームの反対の意味で作られた言葉です。
奇抜ではなく、古風な名前を指しており、最近ではこの古風な名前が人気を呼んでいるとも言われているのです。
キラキラネームにしてしまうと就職活動にも影響がある、名前を呼ばれたときに恥ずかしい、などという経験談が普及し、古風な名前が人気を呼んでいます。
5-2. 「誰でも読める名前」
誰でも読めるという事は誰もが1度は見たことがある漢字や読み方を採用しているという事ですので、昔から存在する、という意味になります。
古風な名前というのは誰もが見慣れた漢字が使われた名前です。
5-3. 「伝統的な名前」
伝統的な名前というのも昔からある古風な名前、という意味になります。
昔から存在している、誰が見てもわかる、そしてグローバルな時代ですから、日本人らしい名前をつけたい、と考える人も増えています。
外国で通用する名前をつけることも大切ですが、グローバルが進んでいるからこそ日本人としての価値を大切にしたいという人も増えているのです。
まとめ
名前は子供に贈る1番最初のプレゼントと言われています。
妊娠しているときのホルモンの影響で奇抜な名前を考えてしまう人も多いと言われていますが、子供が生まれた時に一生後悔しないような名前を考えなければいけません。
確かに改名は可能ですが、改名に頼ってはいけないのです。