「想いを馳せる」という言葉の意味や英語を紹介します。
さらに「想いを馳せる」の使い方や、「想いを馳せる」を使った例文を紹介していきます。
- 「想いを馳せる」の意味とは?
- 「想いを馳せる」の意味
- 「想いを馳せる」の英語
- 「想いを馳せる」を分解して解釈
- 「想いを馳せる」の言葉の使い方
- 「想いを馳せる」を使った例文
- まとめ
1. 「想いを馳せる」の意味とは?
「想いを馳せる」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「想いを馳せる」は「おもいをはせる」と読みます。
例えば故郷を離れて暮らしている人は、「想いを馳せる」という言葉の意味が胸に響くかもしれません。
また、誰か特別な人に対して「想いを馳せる」事もあるでしょう。
一方で「想いを馳せる」という言葉を、今回初めて知る人もいるでしょう。
そこで「想いを馳せる」の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、誰かに対して「想いを馳せる」瞬間がある事に気付くかもしれません。
自分の心の動きを知るための良い機会になるでしょう。
2. 「想いを馳せる」の意味
「想いを馳せる」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。
「想いを馳せる」には「遠く離れている物事について、あれこれと想像する」という意味があります。
「遠い」というのは物理的な意味でもあり、時間的な意味かもしれません。
例えば大学進学を機に、故郷を離れて都会暮らしをしている人がいるかもしれません。
都会と故郷が離れている場合、簡単に実家に戻る事ができませんから、両親や家族の事、友達などの事をあれこれとイメージするでしょう。
元気にしているだろうか、初恋の女性は結婚しただろうかなど、さまざまなイメージが湧いてくるはずです。
このように遠く離れている誰かの事、物事についてあれこれと想像する事を、「想いを馳せる」言います。
3. 「想いを馳せる」の英語
「想いを馳せる」という言葉を英語にすると、どのような表現になるのでしょうか。
「想いを馳せる」を英語にすると、「really makes you think about(リアリィメイクスユーシンクアバウト)」になります。
「really makes you think about」には「よく考える」という意味があり、「想いを馳せる」という意味になります。
このように「想いを馳せる」を英語にすると「really makes you think about」になりますので覚えておきましょう。
4. 「想いを馳せる」を分解して解釈
続いて「想いを馳せる」を分解して解釈してみましょう。
「想いを馳せる」は「想い」と「馳せる」に分ける事ができます。
ふたつの言葉のそれぞれの意味を知る事で、「想いを馳せる」という言葉の意味がより深く理解できるでしょう。
- 「想い」
- 「馳せる」
4-1. 「想い」
「想い」という言葉には、様々な意味があります。
まず「ある物事について考える事」という意味があります。
「想いを馳せる」の「想い」はこの意味になります。
さらに「予想」や「予期」という意味があります。
「想いもしなかった展開」という場合、「予想」という言葉に言い換える事ができるでしょう。
また「願い」や「望み」という意味もあります。
「想いが叶ってプロポーズが成功する」などという文章の「想い」は「願い」や「望み」という意味があります。
さらに「回想」「執念」「恨み」などの意味もあります。
頭の中でイメージする事、考える事は「想い」と表現する事ができるでしょう。
4-2. 「馳せる」
「馳せる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
まず「馳せる」には、「走る」という意味があります。
「馳せ参じる」という言葉がありますが、「急いで向かう」「走って向かう」などの意味があります。
さらに「名前などを広く行き渡らせる」という意味もあります
「名を馳せる」はその意味の定型句になります。
そして「気持ちなどを遠くまで至らせる」という意味があります。
「想いを馳せる」の「馳せる」は、この意味で使っています。
5. 「想いを馳せる」の言葉の使い方
「想いを馳せる」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「想いを馳せる」には、遠く離れている物事をあれこれと考えるという意味があります。
まず地理的に離れている、故郷や旅行先について「想いを馳せる」事が多いでしょう。
また時間的に離れている場所として、過去や未来があります。
特に過ぎ去った時間について、あれこれと考える事は誰にでもあると思います。
このような時に「想いを馳せる」という言葉を使ってみましょう。
また、すでに亡くなってしまった人の事を思う時も、「想いを馳せる」という言葉を使います。
すでにあの世に行ってしまった人の事を思う時に、「想いを馳せる」という言葉を使います。
このように地理的に、時間的に離れている物事や人を思う時、さらには亡くなった人の事を思う時などに「想いを馳せる」という言葉を使ってみましょう。
6. 「想いを馳せる」を使った例文
「想いを馳せる」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「想いを馳せる」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「想いを馳せる」の例文1
- 「想いを馳せる」の例文2
- 「想いを馳せる」の例文3
6-1. 「想いを馳せる」の例文1
「故郷に残した彼女に『想いを馳せる』」
この例文は地理的に遠くなってしまった、故郷に残した彼女の事をあれこれと考えている様子を文章にしたものです。
最近はSNSが発達し、テレビ電話のようにお互いの顔を見ながら話をする事も可能です。
しかし実際に会わないと、不安になる事も多いでしょう。
6-2. 「想いを馳せる」の例文2
「ダムを見ながら失われた村に対して『想いを馳せる』」
ダムはあまりにも大きいため、計画的に村を移転させて作る事があります。
ダムの底には、かつて村の人々が生活した跡が残っているはずです。
リアルに村人の様子をイメージする事ができるほど、現在の水の底というギャップに驚かされるでしょう。
このように過去のような時間が離れた事柄や人の事を思う時にも「想いを馳せる」という言葉を使う事があります。
6-3. 「想いを馳せる」の例文3
「残業をしながら、ふと未来の自分に対して『想いを馳せる』」
この例文のように、忙しい時間を過ごしていると、ふと未来の自分の姿を想像する瞬間が訪れます。
今している仕事が、将来の自分にどうつながって行くのか、道筋が見えない事もあるでしょう。
このような時、未来の自分の姿をあれこれと想像してしまいます。
決してポジティブなイメージばかりではないでしょう。
このような心の動きを「想いを馳せる」という言葉で表現する事ができます。
まとめ
「想いを馳せる」という言葉の意味や使い方を見てきました。
この言葉の意味を知った事で、遠い故郷の事、未来の自分、過去の出来事に「想いを馳せる」きっかけになった人もいるでしょう。