「後光が差す」について紹介します。
- 「後光が差す」
- 「後光が差す」の意味
- 「後光が差す」の言葉の使い方
- 「後光が差す」を使った例文・短文(解釈)
- まとめ
1. 「後光が差す」
「あの人は後光が差しているように気高い人だ」このような言葉で、偉い人に手を合わせて拝んだことがあることを経験したということはないでしょうか?
「後光」という言葉は、普段の生活の中では、あまり使われることが少ないために、どのような意味があるのか、知らない人もいるかもしれません。
この言葉には、どんな意味があり、どんな場合に使われるのでしょうか?
2. 「後光が差す」の意味
「後光が差す」という言葉の意味を説明する前にチェックしておきたいのが、「後光」という言葉です。
「後光」とは、仏像やイエス・キリストなどの絵画で本人の背景に像の頭の後ろ当たりから黄金の光が放たれているところを見たことがあるの人もいるのではないかと思うのですが、その光こそ「後光」なのです。
そう、「後光」とは、「仏様や菩薩?(ぼさつ)様の身体から発する光のこと」で、「仏像の後ろに表した金色の光のこと」も「後光」に当てはまります。
そして、その「後光が差す」とは、接している人がとても優しかったり、何かの分野で大きな活躍をしている時に、その人が神々しい雰囲気で輝いて見えるようなことから、まるで光が差しているような比喩的な表現で「後光が差す」と表現するようになったのです。
別の言い方をすると、「あの人はまるで仏様のような存在だ」や「神のようなお人だ」という表現もあります。
3. 「後光が差す」の言葉の使い方
「後光」が差すという言葉を使うこと場面としては、何か大きな業績を残した人や、とてもおおらかで話をしているだけで、こちらの心が癒される時に使われます。
しかし、それは偉業を成し遂げた時だけではありません。
もしかすると、癒してくれる人や優しい心に潤いをもたらしてくれる人は、相手を勇気付けるようなことをしているのです。
そのように励まされた人にとっては、励ましてくれた人が、神様のように眩しく見えることと思います。
4. 「後光が差す」を使った例文・短文(解釈)
では、ここで「後光を差す」が、どんなケースで使えそうなのかを見ていくことで理解を深めてもらえばと思います。
- 「後光が差す」の例文1
- 「後光が差す」の例文2
- 「後光が差す」の例文3
4-1. 「後光が差す」の例文1
「彼女は本当に穏やかで優しい性格をしているので、後光が差しているように見えて仕方がありません。
しかし、それ以上に菩薩に見えてくるまでに尊い存在になっているのです」世の中には、このように「後光が差す」人がいらっしゃいます。
このような人は、いつも柔和な顔をされており、それどころか一緒にいるだけで、心が癒されているように思えてくるのです。
まるで、セラピストのような癒しのパワーを持っている人かもしれませんね。
4-2. 「後光が差す」の例文2
「あなたは、子供達に対して後光が差すような思いやりで接していますね」とても優しい方なのでしょう。
子供達は、とても自由な立場で屈託のない笑顔で飛び回っています。
そんな子供達を見る人を、しっかりと覚えてチェックしているのでしょうね。
この言葉を使うには、あまりにも格好の場面なので、思わず涙が出てきそうな感じがしてきます。
後光が差すほどに、癒しのパワーを秘めている人なのかもしれません。
このような方は、いつまでも優しく子供達に微笑んで元気デいられるようにと願っているのだと思います。
4-3. 「後光が差す」の例文3
「とんでもないミスをして閉まった僕を相手に優しくカバーしてくれた先輩に、後光が差していたように見えたのです」
学生の時や社会人の時でも、自分のミスをカバーしてくれる先輩や上司がサポートしてくれるケースがあると思いますが、それだけミスを犯してしまっても、見事なまでにカバーしてくれた先輩や上司の存在が、とても大きく感じることと思います。
このような時に、「後光が差す」を使うことになります。
まとめ
以上「後光が差す」について紹介しました。
ぜひ、参考にしてください。