親が死ぬというのは、生前の親子関係が良好であればあるほどに悲しい出来事です。
嫌いな親であっても亡くなればやはり寂しい感情に襲われるものですが、「親が死ぬ夢」にはどのような意味があるのでしょうか。
- 親が死ぬ夢
- 父親が死ぬ夢
- 母親が死ぬ夢
- 親が病気で死ぬ夢
- 親が交通事故で死ぬ夢
- 親が事件で殺されて死ぬ夢
- 自分が親を殺してしまう夢
- 親が苦しみながら死ぬ夢
- 親が自殺で死ぬ夢
- まとめ
1. 親が死ぬ夢
「親が死ぬ夢」は、夢占いの世界では「心理的な成長(精神的なたくましさの獲得)」を示す典型的な吉夢として解釈されています。
今まで親に守られてきた子供が、精神的あるいは経済的に自立すべき時期が近づいているのです。
「親の愛情・保護・甘やかし」に頼らなくても生きていけるだけの精神的なタフネスや経済的な能力があなたに備わってきている証でもあります。
実際の年齢と精神年齢が一致しない現代であればこそ、「親が死ぬ夢」は何歳の時に見ても、「精神的な自立」を促進する吉夢となります、頼れる親の死から自立的な自分の人生への転換が起こるのです。
2. 父親が死ぬ夢
「父親が死ぬ夢」は、父親が象徴している「権威性・権力志向・支配欲求」からの解放を意味する吉夢となります。
父親・実家から自立しきれていない時期には、どうしても「父親の家に住ませてもらっている・父親から養ってもらっている」という心理的な負い目を感じやすく、理不尽な父親にも従わざるを得ないことが少なからずあります。
しかし父親が死ぬ夢を見た時には、あなたの精神的自立度が高まっていて経済的能力も高まっているので、「父性的な支配・命令」から自由になりやすいのです。
この夢は子供であれば「母親の愛情に対する独占欲」が反映されていることもあります。
3. 母親が死ぬ夢
「母親が死ぬ夢」は、母親が象徴している「愛情・保護欲求・甘やかし」からの解放を意味する吉夢となります。
母親は権威的な父親とは違って、子供を優しく甘やかすことによって「弱いあなたは母親(私)がいなくては生きていけない」という刷り込みを行い、子供の自立心をスポイルしてしまうこと(依存させてダメにしてしまうこと)があります。
しかし母親が死ぬ夢を見た時には、あなたは母親に対する甘えから精神的自立を果たしかけており、もうこれ以上「母親からの愛情・保護」を必要とはしなくなっているのです。
精神的・経済的自立によって自らの人生に立ち向かえるでしょう。
4. 親が病気で死ぬ夢
「親が病気で死ぬ夢」は、「大きなトラブルや病気・不意のアクシデントを回避しやすくなる」という吉夢になります。
親が病気で死ぬ夢は、基本的に「危険な病気(アクシデント)を早期発見して対応できる」という意味合いを持つ「逆夢」になっています。
あなたに近づいている不幸・不運・病気に早めに気づいて、最悪の結果を回避しやすくなっていることを知らせる夢なのです。
「健康運(深刻な病気を回避できる運勢)」が高まっているので、もし自分や家族の誰かの体調が優れないのであれば早めに病院を受診しましょう。
病気が見つかっても、短期で治りやすい軽症でしょう。
5. 親が交通事故で死ぬ夢
「親が交通事故で死ぬ夢」は、何らかのトラブルや事件・事故に不意に巻き込まれてしまうリスクを示していますが、もし巻き込まれたとしてもそれらのトラブルは自然に解決することが多いでしょう。
その意味では、「危険な交通事故(深刻なアクシデント)を事前に防ぎやすくなっている」という「逆夢」になっているのです。
思いがけない対人トラブルやコミュニケーションの衝突に巻き込まれやすいですが、トラブルになった相手とは仲直りできて以前よりも関係が深まるでしょう。
「災い転じて福となす」の逆境から利益を引き出せる運勢が暗示されているのです。
6. 親が事件で殺されて死ぬ夢
「親が事件で殺されて死ぬ夢」は、常識的に考えれば運気運勢が低下する凶夢に感じられますが、実際には「死(絶望)からの再生(希望)のイメージ」が強い「逆夢」として解釈されます。
事件で殺された父親(母親)は、逆に病気の状態が回復したり、親子関係がさらに深まったり待望の孫が誕生したり、借金している状況が改善したりする可能性があります。
父親(母親)がいったん深刻な絶望の境遇に追い込まれる恐れもあるのですが、最終的な結果として「今よりも良い状態・良い人間関係」となり「ラッキーな出来事」にも恵まれることが多いでしょう。
7. 自分が親を殺してしまう夢
「自分が親を殺してしまう夢」には、あなたの内面にある「親に対する強い自立心・独立心」が反映されています。
自分のことを「一人前の大人」として扱ってくれない現在の親子関係に対して強い不満があるのかもしれません。
「独り立ちしたい時・実家をでて一人暮らししたい時」や「好きな人と結婚して親とは別の家で暮らしたくなった時」に見やすい夢です。
「自分が親を殺してしまう夢」は自分が犯罪者になってしまったかのような嫌な内容なのですが、実際には積極的・社会的な行動を積み重ねていけば、近いうちに親から自立できることを示唆しています。
8. 親が苦しみながら死ぬ夢
「親が苦しみながら死ぬ夢」には、「親子関係の悪さ・親に対する強い感情」が反映されています。
今現在の親子関係があまり上手くいっていなかったり、離れて住んでいる場合にはもう何年も電話さえしていなかったりするのではないでしょうか?親に対する強烈な感情には、「感謝・愛情・尊敬のようなポジティブな感情」もあれば「怨恨・憎悪・軽蔑のようなネガティブな感情」もありますが、いずれにせよ親に対する強い心理的なこだわりが表れています。
親からの精神的自立が弱まったり、親に対する不平不満が強い時に見やすい夢なのです。
9. 親が自殺で死ぬ夢
「親が自殺で死ぬ夢」は、親が自ら命を絶ってしまうという悲惨な凶夢のようにも感じられますが、実際は「死からの再生(希望)のモチーフ」が反映された「逆夢」として解釈されます。
今までの感情(しがらみ)や環境から決別して、今・ここから「新たな人生・人間関係の第一歩」を踏みしめていくことが暗示されています。
気分一新で新たな人生がスタートするのは、夢を見たあなたのこともあれば、夢に出てきた親のこともあるでしょう。
夢の中で親が自殺した場合は、「過去の親子関係の因縁の消滅」も意味しており、親子関係が悪ければ改善しやすくなります。
自殺未遂は問題が解決せずに長引く凶夢となります。
まとめ
夢にでてくる「親の死」には、今まで依存して頼っていた親からの自立・独立といったポジティブな意味合いが込められていることが多く、「精神的な成長」を暗示しています。
父親が死んだのか母親が死んだのかによっても、「親が死ぬ夢」の解釈は大きく変わってきますが、親が死んだ時の自分の気持ちによっても夢に反映されている「自立性・依存性の度合い」が変わってきます。
「親が死ぬ夢」を見た時には、この夢占いの記事を参考にしてみて下さい。