人は顔の作りによって、他者に与える印象が異なります。
そして、女性であればメイクによってそれを操作することも多少は可能です。
女性にとってメイクで最も重要である箇所は「アイメイク」です。
このアイメイクにおいて、根強い人気があるのが「たれ目メイク」です。
たれ目メイクは、「優しそう」という印象を周囲に与え、つり目メイクが「カッコいい」「キレイ」というものに比べて「可愛い」という印象も持たれやすいようです。
しかし、いくら「たれ目」に憧れていても顔によっては、そぐわない顔の作りもあります。
今回は「たれ目メイクが似合う顔の特徴」について書いていきます。
- 二重の幅が広いこと
- 眉の形
- 涙袋がしっかりしていること
- 黒目が大きいこと
- 唇が分厚いこと(たらこくちびる)
- 小鼻があること
- まとめ
1. 二重の幅が広いこと
たれ目メイクは完成では目の形が「丸く」なります。
ですので、二重の幅が広く目の印象が「丸い」という人は、たれ目メイクが似合うといわれています。
そして最近では二重の幅すらも、思いのままに調節することが可能です。
そのために使用するのは「アイプチ」です。
また、二重の線も重要です。
たれ目メイクが似合うためには、目頭から目尻まで二重の線が切れずにつながっていることがポイントです。
二重幅が重要であるということは、一重の方や奥二重のように幅が狭い方は「たれ目メイク」ではない方が良いという可能性が高いでしょう。
2. 眉の形
たれ目メイクの似合う女優さんやタレントの方を思い起こすと、多くの人に共通するのが「眉の形」です。
「眉の形」はたれ目メイクにおいて、とても重要で難しいポイントであるといえます。
先にも述べたように、たれ目メイクは「丸い」ということが特徴です。
ですので、たれ目メイクが似合うためには眉の形を“おかめのお面"のような放物線を意識しながら描くと良いでしょう。
また、眉の線が細すぎると“鋭い"印象を与えるので、ある程度の太さがあった方が良いといえます。
しかし、左右の眉では毛の生え方や流れが異なるために、その処理は人それぞれです。
3. 涙袋がしっかりしていること
涙袋とは目のすぐ下にある“ふくらみ"のことです。
ここがしっかりとあることで、目元の印象を「丸く」感じさせます。
そういったこともあり最近では、涙袋を強調するためのテクニックやメイクのアイテムなども豊富になってきています。
しかし涙袋を強調するのはアジア、とくに日本人に多いようです。
欧米では、反対に涙袋を隠そうとするようなメイクを好むようです。
それは、欧米人はそもそも涙袋というものがハッキリしているからです。
ということは、日本人は少しでも欧米人の顔に近づきたいという思いがあるのでしょう。
4. 黒目が大きいこと
つり目メイクでは、メイクが完成したとき通常時よりも目の幅が「長く」なったと感じられます。
それと比べてたれ目メイクは完成したとき、通常よりも目が「大きくなった」と感じさせます。
目の大きさは一緒でも、黒目が小さいと目が実際よりも「小さく」感じられます。
ですので、最近ではたれ目メイクをするときには“カラーコンタクト"を合わせて活用するという人も多いようです。
5. 唇が分厚いこと(たらこくちびる)
たれ目メイクは「丸い」や「優しい」印象を周囲に与えることから、顔のほかのパーツにおいてもそのような特徴や印象を持たれるような形が相性が良いといえるでしょう。
そういった観点から、唇という顔のパーツにおいては“厚い"方が良いでしょう。
唇も薄いよりも、分厚い方が“丸い"という印象を持たれやすいのです。
最近では、そういった唇の形に近づけるために「オーバーリップ」といって、本来の唇をはみ出して“太めに、厚く"リップやグロスなどを用いて色を入れていくメイクテクニックが活用されています。
6. 小鼻があること
日本人のほとんどに小鼻はあります。
ですので、隠そうとすることはあっても、あえて強調するということはあまりないでしょう。
しかし稀に、欧米人のような“鋭い"鼻の形をした人がいます。
「鼻が高い」ということは、一見すると望ましいことであるかもしれませんが、そうではないこともあるようです。
小鼻があることで、たれ目メイクに重要な鼻に「丸み」を作り出すのです。
まとめ
このようにたれ目メイクに似合うための、顔の特徴というものがありますが、その「顔の特徴」というものもメイクで変えられます。
しかし、何度も練習を繰り返してたれ目メイクが「自然に」見えるということが大切です。
また、顔の特徴以外にも「たれ目メイク」に似合う服装というものもあります。
たれ目メイクは「キレイ」という印象よりも「可愛らしい」という印象の方が強いので、極端にいえばパンツスタイルよりもスカートスタイルの方が相性が良いでしょう。
また、フリルやレースのような“女の子らしさ"を意識したアイテムなどを取り入れるのも良いです。
いろいろなシーンに応じて、メイクを使い分けることができれば、他者の印象を操作できるといえます。
そして「魅せたい自分」を演出しやすくしましょう。