我田引水といえば小学校や中学校の国語で習う言葉なので、聞いたことのある人が多いと思います。
自己中心的で自分の都合のいいように動く人のことです。
悲しいかな、周囲を見渡してみるとかなり「我田引水」な人が多いことに気が付きます。
- 我田引水な人?に共通する特徴
- 我田引水な男性と結婚するデメリット
- まとめ
1. 我田引水な人?に共通する特徴
学生時代、そして社会に出てからも一定数「我田引水」な人は身近にいたかと思いますが、そのような人に共通する特徴はどの年代でも同じです。
周囲の気になる人を思い浮かべながら特徴を確認してみてください。
- 弁が立つ
- 他人の痛みに鈍感
1-1. 弁が立つ
我田引水タイプの人は自分の都合のいいように自分が動くだけでなく、自分の周囲の物事をも動かします。
なので、周囲の人間や環境を自分の都合の良い方向へ持っていくのが上手く、口が上手いのです。
巧みな話術でついうっかり話に聞き入ってしまうことも多く、気が付いたらその人に言われるがままに動いていたということも少なくありません。
また、我田引水タイプの人は話が上手く頭の回転もいいので、周囲の人間もうっかり我田引水タイプの人の都合の良いように動かされてしまい、そしてそのことに気が付かないことも多々あります。
こうしてその人に何度も都合よく動かされてしまうのです。
また、我田引水タイプの人のいいように動いたとしても、後から「あの時はああしてよかったよ」などと言われ、口の上手さでこちらに「あの人の言うとおりにしてよかった」という実感まで植え付けてくるので、なかなか関係が切れません。
1-2. 他人の痛みに鈍感
我田引水なタイプというのは、常に自分の都合のいいように世界を動かそうとするので他人には無頓着です。
頭がいいので他人を動かすために方便も用いますし、そのために他人に興味があるフリもしますが、基本的に他人が被る損害については何とも思っていません。
自分に都合よく事が進めば他人がどうなろうが知らないというスタンスなので、他人の痛みには恐ろしいほど鈍感です。
同情してくれたとしても、どこか薄情な感じが残っています。
また他人の痛みを理解できないが故に愚痴を聞くことが苦手で、愚痴を聞いてもらおうと思ってもすぐに話題をすり替えられてしまいます。
他人の痛みや苦しみに同調することができないので、愚痴の対応は苦手なのです。
そこで我慢して愚痴を聞くのではなく、自分に都合の良い話へすり替えてしまうあたりにも、我田引水という言葉がぴったりハマる人間性が見えます。
2. 我田引水な男性と結婚するデメリット
愛さえあれば関係ないとは言いますが、さすがに性格に難があるというのはその後の結婚生活にも響きます。
我田引水な男性と結婚する際の注意事項を確認してみてください。
デメリットを知らずに結婚してしまうと、取り返しのつかない展開になってしまうこともあります。
- 意見を聞いてもらえなくなる
- 子供ができても自分中心の生活
2-1. 意見を聞いてもらえなくなる
まず、先ほども述べたように我田引水タイプの人はかなり弁が立ちます。
頭もよいので、よほど口喧嘩に強い女性でなければ「ああ言えばこう言う」の感覚で何を言っても言い負かされてしまいがちです。
理論や話術で押し込められてなんでも相手の言うことを聞いてしまうようになってしまえば、相手はもうあなたの意見を聞いてくれなくなります。
お付き合いをしている間ならば我慢できるかもしれませんが、夫婦間で意見を聞いてもらえなくなるというのは致命的です。
そのうち、家庭内で相手が「上」、こちらが「下」という上下関係が出来上がってしまうきっかけにもなってしまいます。
平等な夫婦関係を築けなくなってしまうので、このようなタイプとの結婚には慎重にならなくてはなりません。
2-2. 子供ができても自分中心の生活
基本的に、長年自分のことだけを考えて生きてきた人間というのはたとえ血の繋がった我が子がいたとしても、子供と自分を天秤にかけると自分を選んでしまいます。
我田引水タイプの男性と結婚して子供ができた時、相手は子供よりも自分を優先してしまう可能性があるのです。
例えば子供の行きたい場所よりも自分の行きたい場所へ行くように家族を誘導してしまうなど、夫婦間だけでなく家族間の仲が冷え切ってしまう原因になりかねません。
そうなった時、お母さんは子供と夫との間に立たされて苦しい思いをすることになります。
また、子供まで我田引水タイプの男性のいいように動かされてしまったりするのは可哀想です。
自分の子にそのような思いをさせないためにも、やはり結婚に関してはよく考えなくてはなりません。
3. まとめ
我田引水というのは、悪い意味で使われる言葉ですし人間関係を築く上では避けて通るべき相手です。
もしもお付き合いをしている男性がそのようなタイプだった場合は、お付き合いを考え直した方が吉です。
しかし、やはり愛や恋というのは一筋縄ではいかないものです。
どうしてもお相手が好きだというのなら、我田引水な性格を矯正することも不可能ではないので、皆さんが少しでも幸せに暮らせるような選択をしてほしいと思います。